How wedge-locking washers work

How wedge-locking washers work

ノルトロックワッシャーは、摩擦ではなく「軸力」を利用して 物理的にボルト緩みをストップする画期的な緩み対策製品です。

ユンカー振動試験

ユンカー振動試験とは、ボルト締結の耐振動性を検証するための最も厳しいとされる試験です。 こちらの動画では、ノルトロックワッシャーと他の一般的な緩み止め製品との性能の違いを検 証しています。ノルトロックワッシャーのもつ、摩擦ではなく軸力を利用して緩みを防止する「ウェッジロッキング機構」の緩み止め効果をぜひご覧ください。

ボルトが開発されて以来、ボルトが緩むという課題は常につきまとい、数々の研究がなされて きました。そして1969年、ドイツの工学博士であるゲルハルト・H・ユンカー氏が、ボルト締 結体がせん断方向の振動を受けた際に最も戻り回転を起こしやすいという研究論文を発表しま   した。その論文に記載されていた試験方法および装置を用いた試験が、後にユンカーの名を冠 してユンカー振動試験と呼ばれるようになり、そしてDIN65151としてドイツ工業規格に規定さ れました。

ノルトロックワッシャーの優れた緩み防止性能を証明するために、私たちノルトロックグルー プは毎年世界中で1万件ものユンカー振動試験のデモンストレーションを行っています。それに 加えて、私たちの研究施設にて毎年100件ものお客様の要望仕様によるユンカー振動試験も実施 しています。

ノルトロックワッシャー の仕組み

多くの一般的な緩み止め製品は摩擦を利用してボルトの 戻り回転を防ぐのに対し、ノルトロックワッシャーは 「軸力」と呼ばれる、ねじを回して締め付けた際に発生 する締め付け力を利用してボルトの戻り回転を物理的に 防止します。

ノルトロックワッシャーは二枚一組となっており、外側 の細かいノコギリ状の歯がついたリブ面がボルトヘッド と相手材の表面にしっかり食い付きそれらを固定するこ とで、動ける部分は二枚のワッシャー同士が接触する内 側のカム面のみとなります。しかしカムの角度(図中の ∠α)はネジ山の角度(∠β)よりも大きくなっている ため、ボルトの戻り回転をブロックします。

このカムによる「ウェッジロッキング効果」により、ボ ルトが自然に戻り回転を起こして緩むことは物理的に不 可能になります。 

ノルトロックワッシャーの主なメリット

  • 物理的に回転緩みを起こさせない構造で、ネジ部が短くてもしっかり固定できる
  • 手早く簡単に取り付け、取り外しが可能
  • デルタプロテクトコーティングによる高い耐蝕性
  • 潤滑剤を使用しても緩み止め機能は変わらない
  • 無限ではないが再利用可能

標準サイズ:

鉄製

  • 一般的なアプリケーション向け
  • 標準タイプ外径:M3~M42(#5~1 1/2")
  • 幅広タイプ外径:M3.5~M36(#6~1 3/8")

254SMO®ステンレス製

  • 高い耐蝕性が必要なアプリケーション向け
  • 標準タイプ外径:M3~M39(#5 - 1 1/2")
  • 幅広タイプ外径:M3.5~M27(#6 - 1")

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お客様のボルトに適したワッシャーサイズをお探しでしたら、サイズ表をご覧ください。

ノルトロックワッシャー

鉄製またはステンレス製のノルトロックワッシャーをご用意しております。 それぞれの材質に標準タイプと長穴や大穴への使用に適した幅広タイプの 2種類がございます。下記からお好きなワッシャーをお選びください。