Keeping municipal projects on track
エクスパンダー・システムを使ったシンプルなソリューションが、自治体が抱えていたコストと時間を要する問題を解決。
米国、アイオワ州最大の地方自治体は、道路の側溝やマンホール工事に使用していたリープヘル900型の油圧ショベルに何度も繰り返し発生する問題に頭を抱えていた。バケット回りに配置された4本のピンがブラケット内でガタつきを起こし、作業に支障を来たしていたのだ。
その自治体は8年前にこの油圧ショベルを購入して以来、実に18回もバケットピンの交換を強いられており、統計的には毎年4本あるピンのうち2本以上を交換していたことになる。
バケットピンを交換するには、穴加工による補修を行うために車両をサービスセンターまで運搬する必要がある。この穴加工を行うと、補修作業は日数を要し、車両を使用できない期間が発生してしまう。時間もコストもかかってしまうのだ。この自治体はそう何台も油圧ショベルを保有しているわけではない。そのため、この手の補修作業が必要になってしまうと工事がそこでストップしてしまう。この自治体にとって大いに悩みの種となっていた。
油圧ショベルの補修に必要なコストは年を経るごとに高額になり、自治体はその解決策を模索する必要に迫られた。結果、彼らは4本あったバケットピンのうち1つに、エクスパンダー・システムを試験的に導入することを決定した。従来はサービスセンターに車両を運び込んでいたが、エクスパンダー・システムは僅かな時間で、現場作業で直接ピンの交換を行うことができたため、果たしてこの自治体は大幅に時間とコストを削減することに成功した。
それから1年の後、エクスパンダー・システム導入箇所に摩耗が起こることはなく、この自治体はもう1本、エクスパンダーを導入。しかし程なくして、彼らは3本目と4本目を導入するに至った。今や4本あったバケットピンは全てエクスパンダー・システムに交換されたことになる。この自治体の作業長は言う。
エクスパンダーは、重機の可動部に起こる摩耗に頭を悩ませている人全員におすすめできます。
「既に我々は他の自治体にもエクスパンダーの導入を推奨しています。我々自身も、今度別の重機に新たにエクスパンダーを導入する予定です。」