Pressing problem solved with Superbolt
課題
株式会社ソディックは、産業機械や工作機械、自社製品の消耗品などの製品を製造する、日本を代表するメーカーです。同社は、独自の研究開発を大切にして高品質な製品を提供することで、顧客のものづくりを支えることに尽力しています。あらゆる設備機器にとってボルト締結は重要な要素であり、ソディックのアプリケーションの多くにとっても不可欠なものです。
ソディックのエンジニアは近年の展示会で、ノルトロックジャパンの販売代理店である池田金属工業株式会社、砂邊康之氏のボルト緩みへのソリューションをテーマとしたセミナーに参加しました。それはまさにソディックの射出成形機のエンジニアが悩まされていた問題に関係するものでした。池田金属工業と共に、ノルトロックジャパンのエンジニアたちは、ソディックのボルト締結部の設計に関して改善でき得る箇所を精査し、同社の射出成形機のタイロッドボルトが、旧来の方法で締結されている点に気が付きました。タイロッドの締結距離は非常に長いため、ねじれストレスを抱えたまま長期に渡って機器を稼働し続けた場合、パフォーマンスが低下してしまうリスクを孕んでいました。また、お客様視点から考えても、製品が機会損失を生むようなダウンタイムを発生させることなく安全に稼働させるため、ボルト締結部にかかる軸力を正確にコントロールする必要があると考えました。
ソリューション
純粋なテンション(軸力)だけをもたらすノルトロックのスーパーボルトは、完璧なソリューションでした。スーパーボルトは摩擦を発生させることが全くないため、ねじれストレスを生むことなく軸力を管理することができるのです。ソディックは、アプリケーションのニーズに特化したソリューションを見つけ出すノルトロックジャパンのエンジニア達に感銘を受けました。
結果
スーパーボルトのテンショナーは高い品質を誇る製品です。市場には安価な代替品もありますが、総合的なコストパフォーマンスから、ソディックは最も魅力的なのはスーパーボルトだと確信しています。ソディック製品のおよそ半分は海外で販売されており、大型の機械は組み立て前の状態でしか出荷できません。エンドユーザーの作業現場で迅速で、安全に、かつ簡単に射出成形機の組み立てや部品交換が出来るというのは必須条件です。同社は、顧客の現場がスピーディでスムーズに稼働し満足しているという報告を受け、満足しています。