No more loose screws on giant quay cranes
クレーンやコンテナの揚げ降ろしに関するサービスや設備を供給する企業として、スペインのパチェコ・エスパーニャ社には、その顧客のニーズに応える義務があります。船舶の大型化によって、港湾クレーンやヤードクレーンもそれに合わせて大型化し、稼動効率を確保する必要がありました。
- 顧客:パチェコ・エスパーニャSA社(スペイン)
- 設立:1967年
- 主要株主:三井グループ、ウルーサS・コーポレーション
- 供給製品:港湾クレーン、ヤードクレーン、その他コンテナの揚げ降ろし関連設備
- 採用製品:ノルトロックワッシャーM20(NL20)
現在、パチェコ・エスパーニャ製のクレーンは、25列のコンテナの揚げ降ろしが行えます。パチェコは今、PORTAINER MALACCAMAXという最大72.5Mものリーチ、スプレッダー下の最大高52.5M、レールスパン30.48Mの、世界最大級にして最高効率のクレーンを供給しています。
パチェコ・エスパーニャは2009年、同社が港湾クレーンに課題を抱えていた時期にノルトロックと出会いました。その課題とは、最大積載荷重65トンのクレーン足元にあるガントリー・リデューサー(クレーンをドックに移動させる装置のギアボックス)の固定でした。稼動中に、ボルトが振動で緩んでしまうのです。パチェコ・エスパーニャのエンジニアが繰り返し発生する問題の原因究明に着手した頃、同社は協議の結果、初めてノルトロックに相談することにしました。ノルトロックからの原因分析と対策の提案を、パチェコ・エスパーニャは喜びと驚きをもって受け止めることになります。
「私たちは2009年から継続的にノルトロックワッシャーを使用しています。あの時以来、ボルトが振動で緩んだことはただの一度もありません。」同社エンジニアのペラーヨ・ボベス氏はノルトロックへの信頼をこのように表現してくれました。「ノルトロックのおかげで、私たちはクレーンの維持費とメンテナンス時間を共に大きく削減でき、完璧に顧客を満足させられるクレーンを供給できるようになったんです。」