Neue Energie für Ecuador
顧客:ČKDブランスコ・ホールディング社
建設:2015年完成予定
プロジェクト:トアチ・ピラトン水力発電プロジェクト
容量:254.40メガワット
生産量:年間1,090ギガワット時
用途:フランシスタービン、バイパスバルブ
エクアドルはすでに、必要なエネルギーの45パーセントを水力発電で得ていますが、2016年までにこれを93パーセントまで引き上げることを目標としています。トアチ川とピラトン川に、サラプリョおよびアルリキン発電所を建設することを含む、トアチ・ピラトン水力発電プロジェクトは、この目標に近づくための一歩です。
旧チェコスロバキア領域にある、油圧機器の大手メーカーであるČKDブランスコ・ホールディング社は、発電所向けのフランシスタービンやカプランタービン、そして閉鎖バルブの生産を専門としています。30か国以上に設置された同社のタービンの総電力容量は、19ギガワットを超えています。ČKDブランスコ・ホールディング社のパイプラインバルブは、フランジを用いてボルト締結されています。個々のボルトへの負荷にばらつきがあり、ボルト接合に不具合がないか注意深く設計をし、確認をする必要がありました。
「私たちは、スーパーボルト・テンショナーのメーカーに材料証明書と耐食保護塗布証明書の提供をお願いしました。その後、有限要素法(FEM)を実行し、荷重分布の均一性を検証しました。証明書も検証結果も満足のいくものでした」と、ČKDブランスコ・ホールディング社のバルブR&Dデザイナーである、ジョセフ・プルク氏は述べます。「最近私たちは、エクアドルのサラプリョとアルリキン発電所において、MT、SB、SXタイプのスーパーボルトのボルト・ナットを、6台の弊社バタフライバルブに使用しました。すでにボルト締結は、完成された技術という認識があったが、さらに便利で新たなソリューションを提案してくれた事実に、私は、スーパーボルト・テンショナーのアイデアを本当に気に入っています。私が、スーパーボルトのメリットを挙げるとすれば、作業性の良さとボルトのねじ山の応力を分散してくれるところです」
そのため今では、ČKDブランスコ・ホールディング社は、世界中の発電所プロジェクトにおいて、スーパーボルト・テンショナーを使用しています。