ダウンタイムに費やす時間はありません

カスタマー： ニューコア・スチール社
対象製品： 構造用鋼
鋼温度： 摂氏1,191度以上
製鉄所の名称： ニューコア・バークリー
圧延工場の年産能力： 63万5千トン以上

年間2,100万トンを超える鉄鋼生産量を誇るニューコア社は、北米最大はもちろん、世界最大の鉄鋼メーカーの１社に数えられています。鉄鋼の大部分が、使用されなければ錆び朽ちるだけの金属スクラップの再利用で生産されているため、ニューコア社は世界最大のリサイクル業者とも言えます。

このように大量の鉄鋼を生産するため、金属スクラップの溶解と改鋳を行うニューコア社の小規模な製鉄所は休むことなく操業しています。過酷な労働条件と極端な温度条件のもとでも、全て完璧に機能する状態に保たねばなりません。鉄鋼のように貴重な鉱物を取り扱う場合、ダウンタイムには常に費用が発生します。

現在、ニューコア社の製鉄所ではつのアプリケーションにスーパーボルトのマルチジャックボルト・テンショナーが使用されています。これにより、安全性と信頼性が向上したばかりでなく、従業員の職場環境条件に人間工学が取り入れられるようになりました。

第一に、スーパーボルトのマルチジャックボルト・テンショナーは、ロールチョックのロールを締結するために使用されています。トルクで締付けたナットと比較すると、通常の手工具のみで必要なトルクを適用できるため、作業が極めて簡単な上、器具の組立や解体の際にひずみを除去することも可能です。

第二に、テンショナーは製鉄所のスタンドを製造工程で使用する輸送用カートに固定するのにも使用されています。これには従来油圧ナットを使用していましたが、扱いにくい上に信頼性に欠け、従業員の安全を脅かすものでした。マルチジャックボルト・テンショナーに切り替えてからカートへの接続が安全で信頼できるものになりました。