除雪氷列車の振動を支える(旧イギリス国鉄)

カスタマー: ネットワーク・レール社(英国運輸省傘下の線路や信号、駅などの設備インフラの保守・運営企業)、リベル社(RVEL)
速度: 97 km/h
全長: 22メートル
除氷装置の容量: 8,000リットル
重量: 44トン

雪がきっかけで交通が麻痺し、毎日ロンドンに押し寄せる何十万の通勤者が混乱状態に陥ります。イングランド南東部の鉄道網における、冬に特有の問題は、送電レール(走行レールと並行して設けられた、列車への給電用レール)が、寒い気候、特に雪と氷に対して脆弱であることです。

そのため、英国の鉄道インフラを所有し運営している運輸省傘下のネットワークレール社(Network Rail)は、線路の除雪と送電レールの除氷を行う、12台の除雪氷列車(SITT)を購入しました。イングランド中部のダービーシャー州の中心地ダービーにあるリベル社は、既存の全車両を6台のSITTに切り替えるよう求められ、SITTは1台につき、2つの除雪機、2つの機関車、2つの除雪氷車両を備えています。線路上を進むと、SITTが送電レールに解凍水を散布し、ブラシをかけ、こすり、ブラシをかけ、そしてさらなる着氷を防止するために、残った解凍水をそのままにしておきます。

大寒波の場合でもイギリス南東部での移動を維持するという、大きな責務を負った除雪氷列車に対し、リベル社は、車両全体の重要アプリケーションにノルトロックワッシャーを選びました。至る所にいくつものノルトロックワッシャーが使用されていますが、ほんの一例を挙げると、解凍水のメインタンク、発電機モジュールおよび制御モジュール用固定具、手すり、外部照明などに使用されています。鉄道アプリケーションにおいて世界中で既に証明され信頼されているノルトロックワッシャーは、この過酷で高振動の環境において、理想的なソリューションです。