まとめ:ユンカー振動試験による緩み止め製品比較検証

ユンカー振動試験とは

ドイツ工業規格DIN65151準拠に準拠したボルト締結体の振動試験。世界で最もシビアな耐振動性試験と呼ばれる。米国航空規格のNAS式振動試験等と違い、ロードセルによって軸力が客観的数値で、リアルタイムで確認できる点から世界で主流となっている。尚、日本のJIS規格ではこのようなボルト締結体の耐振動性を検証する規格は整備されていない。

>>詳細:ユンカー振動試験(Wikipedia)

 

動画#1 - 各種緩み止め製品 vsノルトロック

Other Junker Test Videos

ノルトロックと他製品との比較試験は、他にも下記がご覧いただけます。 ユンカー振動試験による緩み止め性能比較だけでなく、作業時間や他の要素も含めてご確認ください。

ノルトロックが開発したウェッジロック技術

新幹線N700シリーズの試作段階から10年以上、現在最も多用される緩み止め「ノルトロック」。東京スカイツリー®を3.11の東日本大震災から守り、全国の発電所、製鉄所、自動車メーカー、食品工場や化学プラント等で幅広く使用される「物理的に緩みを止める」製品技術をご説明します。

 

  1. 2枚組外側の細かな歯(セレーション)がボルトと相手材に、それぞれグリップして固定されます。
  2. 振動や衝撃で緩み方向に力が加わると、2枚組内側のカム間のみが動きます。カムは相手側の山を登るようにスライドする形で動きます。
  3. カムの角度(α)はねじリード角(β)より大きく設計されているため、カムが相手側の山を登るとワッシャーの厚みが増して行きます。
  4. ワッシャーの厚みが増すことでボルト頭は引っ張り上げられ、ボルトは引き伸ばされます。引き伸ばされたボルトには、同時に元に戻ろう(縮もう)とする力が働くため、「緩むことで逆に軸力が上昇する」という状態が発生します。

上記により、ノルトロックワッシャーは摩擦に依存せず、物理的に緩みを防ぎます。下記の採用事例記事も併せてご覧ください。

顧客事例

製品+技術サポートで貴社の課題解決に貢献

貴社訪問にてユンカー試験実演も可能

ノルトロックグループは、あらゆる課題を共に解決するパートナーとして、ボルト締結の観点から貴社の課題解決をサポートいたします。ノルトロック製品に関するお問合せや使用可否のご相談だけでなく、下記のようなサポートのお問合せも右記フォームより承ります。

  • 何を試しても解決しない「緩み」のご相談
  • 締付トルク値の策定や実機環境を再現した締結体の検証試験
  • VDI2230を用いた締結体設計の安全性評価サポート
  • 組立やメンテナンスの作業効率化/工期短縮
  • 作業者の経験や技能に依存したオペレーションからの脱却
  • 大径ボルト取外し/再取付の精度向上と作業日数短縮
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ノルトロックワッシャーの製品情報は、以下よりご確認いただけます。

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